※この記事にはPR広告も表示しています。
コストコで薄力粉を購入して、クレープからたこ焼きまで色々作ってみた中で、実際のところ、強力粉、中力粉、薄力粉の違いと用途や使い方はどうなのか?
それぞれの小麦粉にあった用途や作り方があるのですが、うまく小麦粉の性質を使うとおいしく食べられることになります。このあたりを今後、試してみていきたいと思っています。
目次
小麦粉、強力粉、中力粉、薄力粉の違いは?
小麦粉は、強力粉、中力粉、薄力粉の分類を含めて総称していますが
小麦粉
小麦粉(小麦粒の胚乳の部分を挽いた粉)→ 薄力粉、中力粉、強力粉(タンパク質の割合とグルテンの性質で分類)
小麦粉 = デンプン(70~80%)+ タンパク質(約10%)
タンパク質(約10%)+ 水 → グルテン(粘り気)
粘り気のあるグルテンの状態によって仕上がりが違ってきます。天ぷらの衣がそうですね。
グルテンのみ取り出す → 麩(ふ)の構図になります。
●うどん粉(日本産の小麦を製粉)
●メリケン粉(アメリカから輸入した小麦を製粉)
●ふすま(小麦粒の果皮や胚芽の部分)
●全粒粉(小麦粒のふすまの部分を挽いた粉で風味がある)
強力粉(きょうりきこ)
・タンパク質の割合が12%以上
・パン、ラーメン、チャンポンなど中華麺、学校給食用のソフト麺
・焼くと硬い仕上がりになるため、洋菓子には向きません。
中力粉(ちゅうりきこ)
タンパク質の割合が9%前後
・うどん、素麺、冷や麦、お好み焼き、たこ焼き、餃子の皮
薄力粉(はくりきこ)
・タンパク質の割合が8.5%以下
・ケーキ、菓子類、天ぷら(てんぷらの衣液に)
超薄力粉(ちょうはくりきこ)
・製菓、ホットケーキ、クッキー(タンパク質の含有量を減らし、抑える度合いが大きければそれだけ繊細な仕上がりになります)
全粒粉(ぜんりゅうふん)
・パン、クッキー、ビスケットなどの用途に使用します。
フライパンで作る薄力粉を使った簡易ミルクレープとタコ焼きを作ったみたら・・
せっかくのコストコの薄力粉があるので、今回はフライパンで作る簡易ミルクレープと、電気たこ焼器で焼くタコ焼きを作ってみました。
ミルクレープは本格的なミルクレープではなく、簡易的な手抜き風のミルクレープです。
最初は生地をフライパンを使用して作ります。
薄力粉については上記の説明のとおりです。まずは、フライパンで作るミルクレープから。
ミルクレープはケーキの一種で何枚ものクレープを重ねるのですが、一枚づつのクレープの間にクリームや果物を挟んで重ねてつくるクレープのことを言いますが、今回はミニのミルクレープを作りました。
簡単に作ってさっと食べたい感じで作りました。均等に切り取ったクレープの間にクリームとイチゴをはさみました。
以前に紹介したチョコレートをトッピングとしてのせると下のように。
一方、たこ焼きは初めて作るのですが、昔からあって使っていなかった電気たこ焼き器があったので、そちらを利用して作ってみました。
たこ焼きは、薄力粉に撹拌済みの卵を入れて、粘り気の少ない状態の生地液にして、タコ、ネギを入れたネギバージョンのたこ焼きバージョンが下の写真のように。
少し余計に生地を入れ足して、上のようにたっぷりとネギを入れます。
仕上がりは、タコ焼きらしくなりました。
味は、冷水をベースにしているのでタンパクな味わいのタコ焼きになりました。
キャベツの千切りにして細かくして入れたキャベツバージョンのタコ焼き、そして、余った生地はキャベツを細かなぶつ切りにして、お好み焼き風に仕上げたバージョンの3パターンで、日を置いて作りました。生地は一日程度置いたほうがいいようです。
たこ焼きの生地は、水を入れるのもいいのですが、出し風に仕上げたたこ焼きの方が美味しく食べられることが分かりました。
水だけをベースにしたタコ焼きの生地ではシンプルな生地の味なので、深みを付けたいならダシを作ってタコ焼きの生地にしたほうがいいでしょうか。